高音質で防水のポータブルBluetoothスピーカー「Anker SoundCore2」を買ったのでレビューしますよ

今回はAnkerのBluetoothワイヤレススピーカーを買ったらちょっと幸せになったというお話です。もちろん音質や使用感もレビューいたします。

iPhone・iPad・Androidなどの携帯端末だけでなくWindowsやMacなどのパソコンと連携できるBluetoothスピーカーもずいぶん定着してきましたが、どれを選んだらいいか今までまともに考えたことがありませんでした。間違った選び方をすると音質がゴミだったり、すぐ使えなくなるので注意が必要です。

※後にAnker SoundCore2スピーカーは「改善版」が発売されたため、記事を若干更新しました。主な変更点は「Bluetooth4.2対応→5.0対応」「防水規格IPX5→IPX7にアップ」「完全ワイヤレスステレオTWS対応」です。

目次

高音質で防水のポータブルBluetoothスピーカー「Anker SoundCore2 スピーカー」を選んだ理由

以前の記事「オニオン座コラム:共働き家庭の週末の晩ご飯はパパ当番がいいというお話」でご紹介しましたように土日祝日は晩ご飯を私が作る通称「パパ当番」をやっているわけですが、ひとつ不満がありました。うちのキッチンは料理をしながらテレビを観たりすることができないレイアウトなわけです。

せめて料理をしながら音楽が聴きたいなあと思いながらネットをさまよっているうちに、キッチンにポータブルBluetoothスピーカーを置けばいいんじゃないかという結論に至りました。きっかけはそんな感じです。

実は以前にもBluetooth接続のワイヤレススピーカーを買ったことは何度かありました。目的は、寝室などでイヤホンではなくスピーカーでちょっとだけ音楽を聴きたいときに使いたいという理由。あと仕事などでパソコンの動画をみんなに見せたいとき、パソコン内蔵スピーカーではボリュームも足りないので外付けスピーカーが欲しいときなどでした。

どうせ音はそれなりなんだろうと安物のBluetoothスピーカーばかりを買っていたのですが、だいたい数ヶ月で使えなくなってしまいました。故障とバッテリーがダメになったのが原因と思います。例えばこんな感じのやつでした。2,000円位だったっけ?

安物を買っては壊れて数ヶ月経ってまた買い直すという繰り返しをしていた時期がありました。今回はそれがイヤだったのでヨドバシカメラなどでBluetoothスピーカーを比較しながら探していましたが、店頭にあるのはその安物クラスか、10,000円オーバーのものという二極化状態でした。実際に音も聴いてみましたが、予算を気にせず、高音質で使いやすいBluetoothスピーカーを選ぶとしたらBOSEが最高であることは分かりました。しかし今の私にはぜいたく過ぎます。

5,000円位のやつで長く使えそうなものはないかとアマゾンを見ているうちに早くも半年が経ち、口コミも良かったのでAnker SoundCore2スピーカーを購入することにしました。

Anker SoundCore2を選んだ主な理由としては、モバイルバッテリーで定評のあるAnkerなら、最も劣化のおそれのある内蔵バッテリーも長持ちするのではないかという期待と、こうしたモバイルスピーカーだけでなくBluetoothワイヤレスイヤホンの評価も高かったからです。また防水であるため風呂やシャワーに入りながら使うことができるのもポイントでした。

またSoundCoreシリーズのスピーカーには他にもサイズや価格の異なるバリエーションがあったのですが、最も安かったからでもあります。もし故障してしまっても保証期間も18ヶ月ついてて安心ですから。

Anker SoundCore2 仕様

スピーカー出力:6W×2本=12W
Bluetoothバージョン:5.0 ※完全ワイヤレスステレオTWS対応
対応コーデック:SBC
周波数帯域:70Hz〜20kHz
バッテリー駆動時間:24時間
サイズ:約168 x 47 x 56 mm
重量:約414 g

ポータブルBluetoothスピーカー「Anker SoundCore2 スピーカー」の開封レビュー

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore2をAmazonで購入

というわけでAmazonでAnker SoundCore2スピーカーをポチったのが我が家へ届きました。アマゾン箱から出してみると、パッケージはこんな感じ。良い意味でアメリカ感のあるデザインが好印象です。

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore2のパッケージ

パッケージを開けてみます。丁寧なパッケージングと、内側のクッション段ボールにまでちゃんと配色されていて、ちょっと感動しました。

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore2のパッケージを開けた

同梱されているのは、Anker SoundCore2本体、充電用MicroUSBケーブル、説明書、保証規定書でした。

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore2の商品内容

おお。なかなか良いじゃないか。筐体はゴムで覆われていますが全然チープではありません。重さは414gとペットボトル1本より軽め。しっかりした筐体には似合わない重量で見た目より軽く感じます。

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore2

Anker SoundCore2のサイズはタテ47mmヨコ168mm奥行き56mmです。大きさをタバコと比べてみますと高さと奥行きはタバコの半分くらい。横幅はタバコ2箱弱くらいです。

Bluetoothスピーカー Anker SoundCore2のサイズ

上から見ると、左から、電源ランプ、電源ボタン、ボリュームダウンボタン、再生・一時停止ボタン、ボリュームアップボタン、Bluetooth接続ボタン(ペアリングボタン)、Bluetooth状況ランプがあります。防水を目的としたシリコンカバーに覆われているため、ボタンはやや強めに押す必要があります。

側面には充電用MicroUSB端子と外部音声入力ジャックがあります。防水カバーがかなりガッチリしていて少し開けづらいのですがむしろ安心感があります。Bluetoothによるワイヤレス通信だけでなく、ケーブルを使った有線接続も可能ですから、ポータブルCDプレイヤーなどと繋いで使うことも出来ます。

そんなわけでミニプラグの外部入力端子が付いているのでBluetooth非対応の機器とも接続が出来るのですが、AUXオーディオケーブルは付属していませんので自前で用意する必要があります。

本体裏面はおもいっきりANKERと描かれています。こういう自己主張って大事だと思います。

底面はこんな感じ。当然ですが技適マークも取っています。Anker SoundCore2に必要な電力は5V2Aなので、ちょっと前のiPhoneに付属している充電器5V1Aでは力不足です。この機会に急速充電器を買っちゃいましょう。

もしUSB充電器を購入するとしたら、最近のiPhone・iPadやAndroidスマホ・タブレットでも使える5V2Aが確保できる多ポート充電器がお薦めです。

Anker Soundcore2スピーカーのBluetoothペアリング接続方法とサウンドレビュー

買ったばかりのAnker SoundCore2は多少充電されているようだったので早速使ってみたいと思います。SoundCore2は音切れの少ないBluetooth5.0に対応しています。Bluetoothペアリングの接続方法は一般的なBluetoothワイヤレススピーカーやイヤホンと同じです。

Bluetooth機器(スピーカーやイヤホンなど)を使ったことのない方のために、一般的なペアリング方法を端的にご紹介します。以下の3ステップになります。

・受信側となるBluetooth機器(スピーカーやイヤホンなど)の方でペアリングボタンを押す
・送信側となる端末側(スマホやパソコン)でBluetooth機器を検索して一覧表示される
・送信側となる端末側(スマホやパソコン)でBluetooth機器を選択する

これで端末側とBluetooth機器を接続することをペアリングと言います。一度ペアリングすると端末側に接続情報が記録されるので、次回からはペアリングボタンを押すことなく、すぐに使うことができます。

Bluetoothは基本的に1対1の接続しかできませんから、もし他の端末で使いたい場合は上記と同じことを行いますし、他の端末で使った後にまたペアリングしたい場合は端末側のBluetooth設定画面にて「以前使ったBluetooth機器を接続する」などを開き、使いたいBluetooth機器を選択すれば使えるようになります。

というわけで、Soundcore2スピーカーのマニュアルに書かれているBluetoothペアリング設定方法のページがこちら。

まずはうちのAndroidスマホのXperia XZでBluetoothをONにした状態で、Anker SoundCore2の電源を入れます。

Anker SoundCore2は電源が入ると同時にBluetoothペアリングを開始しますので、何もしなくてもスマホのBluetooth設定画面を見ると「使用可能な機器」にSoundCore2が表示されています。タップします。

なんとあっさりペアリングが完了しました。

おもむろにミュージックプレイヤーアプリでaikoのアルバム「湿った夏の始まり」を再生してみると、SoundCore2より音が出ました。画面上のメニューバーにBluetoothアイコンが表示されているのも確認できます。

SoundCore2から音を出した第一印象は「ああ、BOSEっぽいな」です。

BOSEのスピーカーは何やらよく分からない特許の塊で、サイズを超越したボリュームと量感、そして普通に聴き取れる範囲の低音域から高音域までがちゃんと聞こえる「聴き取りやすい音」「音が遠くまで届く」が特徴です。これら特徴から、都内のJR駅のホームではアナウンススピーカーを一斉にBOSEへ置き換えたなんてニュースもあったくらいです。実際にうるさいホームでもアナウンスの音声が届くわけです。

SoundCore2にはそれらBOSEスピーカーの特徴がそのまま踏襲?されている印象がありました。そう、BOSEのポータブルスピーカーSoundLink miniが高くて買えない人は、SoundCore2がお薦めなんです。

そして気になる音質そのものですが、予想以上に高音も低音も出ていて驚きました。小型スピーカーといえばボーカルだけキンキン目立って低音スカスカ、音の分離は皆無で団子状態な印象がありましたが、SoundCore2はそのようなことはありません。口コミレビューにもたくさん書かれているように、もはや物理法則を無視したかのようなボリューム感ある低音域と、それに負けないやや賑やかな中高音域が本当にちょうど良いです。

音の分離も上出来で、ボーカルやギターの伸びも良く、バスドラとベースも生き生きとしている様子が聴き取れます。aikoだけでなく各パートが非常に明るく元気に聞こえます。やっぱり佐野康夫のドラムはいいなあ。

次にトロンボーン村田陽一率いるSOLID BRASSのアルバム「DOUBLE EDGE」を再生してみました。モリモリと歯切れのよい低音も出ているので、この作品の特徴であるトランペットとトロンボーンによるパンチの効いたブラスセクションと、バリトンサックスとドラムのソウルフルなリズム隊が見事に再現できてます。

スペック上の周波数特性は70Hz〜20KHzとなっています。実際に聴いた感じではそこまで超高音や超低音は聴き取れないのですが、音楽を楽しむのに十分な音域は確保できていて、聴きやすいのにインパクトはある感じです。もし低音域を抑えたければ端末側のイコライザーで調整するといいですね。

SoundCore2自体は2本の6Wスピーカーを備えながらもステレオスピーカーではなくモノラルスピーカーなのですが、なんというか音の広がりがあって疑似ステレオ感があります。これもBOSEのポータブルスピーカーと同じ印象です。もはやBOSEのパクリじゃねえかと勘ぐるのですが、安いは正義なのでよしとします。

あと、少しマニアックな話になりますが、SoundCore2は「完全ワイヤレスステレオ」通称TWS(True Wireless Stereo)というワイヤレスステレオペアリングに対応しています。端末1台から左右各1台(計2台)のBluetooth機器にステレオ出力する機能を備えています。SoundCore2を2台とiPhoneなどのTWS対応端末があれば、ワイヤレスでステレオサウンドを楽しむことができます

バッテリー駆動のBluetoothスピーカーと言えば、ボリュームもあまり出ず、すぐ音が割れてしまうことがありました。ところがSoundCore2はボリュームを最大にするとマンションなど集合住宅では苦情が来てもおかしくないほどの大音量が出るし、その状態でも音も割れないのが素晴らしいです。これがアンダー5,000円で買えるとは、SoundCore2はめちゃめちゃ優秀です。是非、屋内だけでなく、お花見やバーベキュー大会などのBGM用に使って欲しい。

次に、「中華DAPにも負けない!低価格高音質なパイオニアXDP-30Rを購入したので開封レビューしますよ」でもご紹介したデジタルオーディオプレーヤーでのBluetooth接続を試してみます。

スマホと同じようにBluetoothをオンにしておいて、Anker SoundCore2の電源を入れるかBluetooth接続ボタンを2秒長押しすると、このように「接続可能デバイス」にSoundCore2が表示されます。タップして接続します。

これまたあっさりとペアリングを成功しました。SONYウォークマンや他のDAPでも設定方法は同じです。

 

色んなところでBluetoothスピーカーAnker SoundCore2を使ってみた

バッテリーが24時間も長持ちし、防水機能のあるAnker SoundCore2スピーカーですから、色んなところで使うことができます。まずはキッチンに置いてみました。なかなかいいでしょ?こんな感じで料理しながら音楽やネットラジオなどを楽しむことができます。換気扇の騒音に負けない音が出せるSoundCore2スピーカーならではの使い方です。

それっぽく撮影するためにコンロの近くに置いてしまいましたが、よく考えると油や熱が心配ですのでこのあと移動しました。でも、ちょうどいいサイズなので置き場所には困りません。

次にお風呂場に置いてみました。防水スピーカーでもあるAnker SoundCore2(改善版)の防水性能等級はIPX7となっています。IPX7とは「水に浸しても影響がないように保護する」ことを意味しますので、30分程度の短時間なら水没しても大丈夫となっています。

実際にスマホやDAPはお風呂の外に置いて、Anker SoundCore2だけ風呂周りに置いて使ってみました。防水機能のあるスマホや防水ケースに入れたスマホをお風呂で使ったこともありますが、タッチパネルが濡れると操作がまともにできないことがありました。でもSoundCore2は本体にある再生ボタンやスキップボタンが使用できるので不便さはありません。

音が聞き取りやすいのでシャワー中も音楽を聴くことができますし、今回試していませんがハンズフリーで通話をすることができますから、入浴しながら友だちと電話することもできますね。。

 

まとめ

バッテリー駆動でき、防水機能のあるBluetoothワイヤレススピーカー「Anker SoundCore2」の音質や操作方法、Bluetoothペアリング方法などをご紹介しました。

バッテリー交換できるBluetoothスピーカーって聞いたことがありませんので、バッテリーの寿命すなわちBluetoothスピーカーの寿命だと思いますが、モバイルバッテリーとして絶大な信頼のあるAnkerなら安心して長く使えそうです。

そしてなにより音質も期待以上に良いものでした。大音量にしても低音が割れることもなく、聴きやすいけどボリューム感のある音で大変気に入りました。BOSEのように聞き取りやすく遠くまで音が届くため、実際に仕事でも50名規模のイベント会場で何度か活躍してくれました

携帯できてバッテリーも24時間持つので、今度バイク一人旅をするときにはカーステレオ代わりに使いたいと思います。もし旅先にて爆音でaikoを聴いてるLEAD125スクーターがいたら私だと思って下さい(^_^;)。

なお、Anker SoundCore2はBluetooth5.0に対応していますので、市販されているプレイヤーやスマホの殆どに互換性があります。対応コーデックはSBCのみとなり、AAC・aptX・LDACなどの高音質コーデックにも対応していませんが、イヤホンじゃあるまいし、そこまでシビアに聴くものではないので問題ないでしょう。

 

それでは本日ご紹介したアイテムをふりかえります。まずはSoundCore2スピーカーです。1台でも十分良いけど、ぜひ2台入手してTWSを試していただきたい。

Bluetoothを使わず、パソコンやスマホ、ポータブルCDプレイヤーと有線接続するなら別売りケーブルが必要です。パソコン用にUSBスピーカーを購入するよりも、外してどこでも使えるのでいいかもしれない。

以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。

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