ドコモのスマートフォンSH-01Fを使用していますが、いつの頃からか外側カメラのレンズ内にシミのようなものができてしまい、撮影した写真がぼやけてしまうようになりました。
こんなソフトフォーカスっぽくなってしまいます。
この程度なら修理してもらえればおそらく無料で直してもらえますし、ドコモなら修理期間中の代替機も無料で貸してもらえるのは承知しています。でも仕事の都合、しばらく代替機で過ごすなんて考えられません。
こんにちは、ぶんちょうです。
この機会に格安スマホを買って、いっそMVNOの格安SIMに乗り換えようかとも思いましたが、私の場合は、万一に備えて毎月380円払って「ケータイ補償サービス」に加入していますので使ってみることにしました。
ドコモのケータイ補償サービス/ケータイ補償お届けサービスでスマホを交換した記録
二つのサービスの違いを比較してみた
「ケータイ補償 お届けサービス」と「ケータイ補償サービス」、似たような名前の補償サービスがとても分かりにくかったので、違いを比較してみました。
どちらも、スマホ本体購入時にしか加入できないこと、故障時にはほぼ新品の同機種のスマホを家に届けてくれるのは一緒です。ほぼ新品というのは、基盤は中古品で画面やバッテリー、外側などは新品交換されている、いわゆるリファビッシュ品で、ドコモでは「リフレッシュ品」と呼んでいます。
リフレッシュ品は完全な新品ではありませんが、消耗品であるバッテリーが新品になるのが最大のポイントです。ケースも新品になることが多いので見た目は本当に新品端末になります。
補償サービスの名称や詳細については、2013年夏モデル以前は「ケータイ補償 お届けサービス」、それ以降は「ケータイ補償サービス」とで異なるようです。
違いは前者より後者の方が月額料金が少し上がりました。280円からMAX500円に。
また負担金(交換料金)は、前者と後者の一部(2014年夏モデル以前)が1回目:5,000円、2回目:8,000円なのに対し、後者の一部(2014年冬モデル以降)は1回につき7,500円均一と変更。つまり1回だけ使う場合は後者のほうが割高となりました。
早い話、サービス改悪と言われても仕方ない感じ。
で、うちのSH-01Fは2013年冬モデルなので後者。あなたの機種はいつのモデルなのかドコモのサイトでお調べいただけます。
ドコモのケータイ補償サービスの申込み準備と申込み方法
ケータイ補償サービスを利用する前にバックアップを取る
電話機を交換するわけですから、何をするにもバックアップを取っておきます。大きくは3つあります。
電話会社(キャリア)やバージョンによって多少異なる部分があるかもしれませんが、そのへんは読み替えてください。
また下記はAndroidでの手順を簡単に書いていますが、iPhoneなどのiOSも考え方は同じです。
①電話帳データなどの主要データをバックアップする
②アプリやゲーム毎のバックアップをする
③その他、クラウドの同期を設定する
①電話帳データなどの主要データをバックアップする
Androidの場合
microSDカードへバックアップします。
メニュー画面から、「設定」(又は「本体設定」)→「バックアップとリセット」にて「データ引継」をタップ→「microSDカードにデータ保存」をタップします。あとは画面に沿ってバックアップするデータを選択するなどします。分からなかったら全部チェックを入れましょう。
ちなみに写真が多い場合など容量が足りない場合は、いっそ大容量のmicroSDカードを新しく用意した方が吉です。ただし間違ってもドコモショップでは買わないこと。
大切なことなのでもう一度言います。絶対にドコモショップでmicroSDカードを買っちゃダメ!
なぜならスゴく高いからです。これはauショップやソフトバンクショップも同じです。町の携帯電話屋さんも同様です。
例えば、ドコモショップで推奨しているdocomo select商品で、サンディスクのMicroSDHC 32GBを見ると7,020円もしてしまいます。たかが32GBのmicroSDカードが7,000円以上しちゃうんですよ?
その一方、Amazonでは同等のものが2000円未満で買えちゃいます。ね?5,000円以上も違うんですよ。microSDカードやUSBメモリなどはネットか家電量販店で買うようにしましょう。
こだわりが特にない方は、サンディスクより格安なのに品質にも定評のあるトランセンドが個人的にはオススメです。amazonで売上げランキング1位ってのも納得できます。
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iPhoneの場合は、もちろんパソコンにインストールしたiTuneでフルバックアップしてもいいのですが、microSDカードが使えませんのでLightning対応のUSBメモリーがあると便利です。最近は自分のパソコンを持たずにiPhone使っている人が多いようなのでこういうのが一本あると色々捗ります。
②アプリやゲーム毎のバックアップをする
Androidの場合
アプリやゲーム自体がデータ移行機能をもっている場合があります。これらは個別にバックアップや移行設定を行わなければなりません。モンストやパズドラなどのゲームも同様です。ありがちなのがLINEのバックアップをせず機種変してしまって、友だちやグループが継承できないパターンです。
ちなみにLINEのデータ引き継ぎ方法ですが、Android・iPhone共通で次のようになります。LINEアプリにて以下のように操作します。
①設定>アカウントでメールアドレスとパスワードを登録する。
②設定>アカウント引き継ぎ設定にて「アカウント引き継ぐ」をオンにする
③トーク設定>トーク履歴をバックアップ にてトーク履歴をバックアップする。iPhoneならiCloudまたはメールにて、Androidならドライブ(Googleドライブ)やGmailにて。
私の場合は、おサイフケータイ機能で定期券としても使っていましたので、モバイルSuicaアプリのバックアップをしました。
アプリ「モバイルSuica」を起動→「会員メニュー」をタップしてログイン→「6携帯情報端末の機種変更」→「1機種変更する」というように操作します。この作業では、スマホ端末からモバイルSuicaのデータを一旦抜きます。
③その他、クラウドの同期を設定する
Androidの場合
Googleアカウントが設定されていれば、Wi-Fiパスワードなど細かなデータをGoogleサーバにバックアップすることができます。
①にあった、メニュー画面から、「設定」(又は「本体設定」)→「バックアップとリセット」にて
「データのバックアップ」にチェックが入っていること、「バックアップアカウント」に普段使っているGoogleアカウントが入力されていることを確認します。
Androidをお使いなのに「Googleアカウントってなんですか?」っていう人は、素直にドコモショップで相談しましょう。聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥です。
ケータイ補償サービスの申込み
この保証サービスを利用するには「ケータイ補償 お届けサービスセンター」への申込みが必要です。
私はドコモショップ内で相談中にサービスセンターへ電話しました。
0120-210-360 受付時間:午前9時~午後8時(年中無休)
0120-524-360(24時間受付)
https://www.nttdocomo.co.jp/support/benefit/premier/service/delivery/hoshyo_02/index.html
オンライン手続きも可能ですが、こういう修理関係ってハッキリしないことが多いので電話か、私のように一旦ドコモショップで相談しながら手続きされることを個人的にはオススメします。
16時までに「ケータイ補償 お届けサービスセンター」の手続きが完了すれば最速翌日に、16時過ぎの手続きでは最速翌々日に到着します。
新しいスマホが届いてから古いスマホを返却するまでの流れ
新しいスマホが到着
ゆうパックでリフレッシュ品が到着しました。
セットの中身はこんな感じです。
・新しいスマホ本体(もちろんバッテリー内臓)
リフレッシュ品とはいいながら、本当に新品のようです。
私の場合は「お客様ご負担金」が4,500円となっています。dポイントを2,500円分使ったので実際の支払いは2,160円なり。
新しいスマホの初期設定を行う
Androidの場合、新しいスマホにSIMカードとmicroSDカードを挿します。
この手のカードは表裏が逆でも刺さってしまうので電話機に書かれている向きに注意して刺します。
電源を入れたらGoogleアカウントの情報(メールアドレス、パスワード)を入れていきます。
モバイルSuicaを使用している場合は、モバイルSuicaアプリをインストールしてログイン後、「携帯情報端末の情報変更」をタップして画面に沿って進めてください。
バックアップデータを新しいスマホへ復旧させる
前述のバックアップ手順を参照頂ければと思いますので割愛します。
Androidの場合、microSDカードとGoogleアカウント同期で大体元通りになります。足りないアプリデータは、古いスマホからmicroSDカードを使って移行します。
このへんが慣れていない人には大変なところですがここでは書き切れませんのでご了承ください。少なくとも言えるのが一連のデータ復旧が完了して、新しいスマホを一通り使うまで、古いスマホを返送しないこと。返送後に気がついても後の祭りです。
新しいスマホを数日使ってみる
上記データ復旧で気づかなかったデータ移行忘れがあれば随時移行します。動画とかデータ系が多いかな。。。
ただし「ケータイ補償サービス」ではリフレッシュ品が到着してから10日以内に返送をしないといけません。返送しないと、ロックがかかり、そのままにすると電話機代(うちは5万円とありました)が請求されます。
返送期限があるためバックアップ忘れがないか確認できるのは数日間となります。早めにSNSやゲーム、画像管理アプリなどを一通り操作しておきましょう。
うちでは↓のようなUSBメモリーを使っています。一見普通のUSBフラッシュメモリなのですが、片方は普通のUSB端子、もう片方にはスマホに刺せる小さなUSB端子が付いているスグレモノ。microSDカードの抜き差しはスマホの再起動を伴うため面倒ですから、これならスマホにそのまま刺せるので便利です。
古いスマホをリセットする
悪用されないとは思いますが、返送時の流通事故などを考慮してスマホを初期状態にリセットします。これは任意ですが、なるべくやっておきましょう。
Androidの場合
設定アプリ→バックアップとリセット→データの初期化
又は
本体設定→バックアップとリセット→オールリセット
iPhone・iPadの場合
設定アプリ→一般→リセット→全てのコンテンツと設定を消去
返信用クッション封筒に入れて返送
古いスマホしか入っていないことをよく確認してください。封筒に入れる前に、SIMやmicroSDカードが刺さっていないかを再確認します。
ちなみに、郵便局や郵便ポストが近所にない場合、返信用クッション封筒に古いスマホを入れて近所のドコモショップに手渡しすることも可能です。ただしその場合は自分の住所や名前などを書かないようにしてください。書いちゃうと個人情報モロ見えになるのでドコモショップ店頭では受け取ってくれなくなります。
もしもスマホを返却しないとどうなるのか
本来、ケータイ補償お届けサービス/ケータイ補償サービスを利用した場合、リフレッシュ機(交換機)が届いてから10日以内に旧電話機(故障機)を返却しなければなりません。
故障機を返却しないで放置しておくと、ドコモから「旧電話機ご返送のお願い」というハガキが届きます。のんびりしていたらうちにも届いちゃいました。
もしも故障機を返却しないと、リフレッシュ品が届いてから約6週間後に端末ロックがかかってしまって使えなくなります。
さらに1週間経つと、40,000円~80,000円の違約金を請求されてしまいます。くれぐれも気を付けるようにしましょう。
返却されたスマホはどうなるのか
ドコモへ送り返した故障機はその後どうなるのか気になりますよね。詳しい人に聞いたらこうなるそうです。
1.修理可能で比較的状態の良いものは修理後に一部はリフレッシュ品として活用。残りは香港など海外のスマホ市場で売却処分される。
2.修理不可能で外見もひどいものはリサイクル行き。溶かしてレアメタルなどの貴金属を抽出します。
オンラインで機種変更をする方法
いやいや修理とか交換とか面倒くさい、もう機種変更しちゃおうぜ!という方はドコモオンラインショップで機種変更を申し込むと本当にお得です。
町のドコモショップや家電量販店で機種変更をするとかかるはずの事務手数料2,000〜3,000円(税別)や頭金3,000円程度はかからず、待ち時間はなく、ドコモオンラインショップ独自の割引き(時期により変動。5,000円程度が多い)があり、かつ送料無料で最短2日でお届けというスーパーお得感が満載です。お店で買うよりも単純に10,000円くらい違ってきます。
SIMサイズが違う場合も新しいSIMを送ってくれるし、開通手続きはネットか、新しいスマホにSIMを刺して開通専用ダイヤル番号1580へかけるだけです。
まとめ
今回、5,000円弱の負担となりましたが、ほぼ新品と交換できたことでヘタリ始めたバッテリーも新品となり、まだまだ使える状態に蘇りました。
ちなみにこの交換費用にはdポイント(旧 ドコモポイント)を充当することが出来たため実際の負担は2,000円ほどでした。
とてもありがちなトラブルは、こういった機種交換をした際にバックアップやデータ移行を忘れたまま旧機種を返却してしまい、せっかく育てたゲームも無駄になってしまうケースです。あとLINEの移行を忘れてしまったりとか。こうならないように、分からないことは事前に調べてから返却をするようにしましょう。
一部のゲーム、例えばカイロのゲームなんかはどうしても引き継ぐことができませんが、仕方がありません。またやり直すことにします。
また冒頭に書きましたように、格安スマホと格安SIMを使うのもいいのですが、上記のような保証サービスがないことも理解しておく必要があります。格安スマホには1年保証はついているはずですが、2年3年と使うつもりなら保証サービスは重要になってくるかもしれません。
さらにドコモを使っている場合、保証サービスを特に契約していなくても故障時に無料代替機を貸し出してくれるサービスがあるので、ここも格安スマホ(MVMO)とは異なることを知っておくといいですね。
以上です。最後までご覧下さりありがとうございます。他にもスマホ関連記事がありますのでごゆっくりどうぞ。