うちは家族揃って水族館が大好きで、関東圏内の水族館は行き尽くしてしまいました。残るは水族館と遊園地の両方を楽しめるという横浜八景島シーパラダイスのみ。
ということで横浜八景島シーパラダイスで2泊3日、たっぷりと遊んできましたので、お得なホテルの予約方法やその顛末をレポートいたします。
水族館と遊園地が楽しめる!横浜八景島シーパラダイスへ行ってきた(前編)
家族旅行プランを立てる
まず旅行サイトで横浜・八景島シーパラダイスの最寄りの宿泊先となるホテルを検索してみたのですが、全然見つかりません。。。
調べてみると、横浜・八景島シーパラダイスは江ノ島くらい(当社比)の人工の島です。橋一本で陸地とつながっていますが、この敷地内あるいは歩いて行ける距離にはホテルが1カ所しかありません。あるのは、いわゆるオフィシャルホテルの「ホテルシーパラダイスイン」1軒だけです。
なので連休などの宿泊はよほど前から予約をしていないと難しいです。うちも時既に遅しでした。
このため多くの方は同じシーサイドライン沿線の新杉田や金沢八景、いっそ横浜あたりのホテルに宿泊されると思います。 うちが宿泊予約したのは、おそらくは最も近いホテル「横浜テクノタワーホテルファミール」でした。
「横浜テクノタワーホテルファミール」は、八景島駅から3駅の産業振興センター駅から徒歩2分程度の近さとのこと。これが「ホテルシーパラダイスイン」を除く、最も近いホテルというのには二度びっくり。
横浜テクノタワーホテルファミールは基本的にはビジネスホテルですが、連休や春休み夏休みなどにはケーキ作りを体験できる「パティシエ体験」なるオプションが選べるとのこと。また八景島シーパラダイスのチケットをセットにするとお得なんだとか。なるほどね。休日にはビジネスマンが減るからねぇ。
そんなわけで旅行計画を立ててみます。八景島シーパラダイスの規模からして一日では到底回りきれないし、まったりしたいからと二泊三日の計画を立てました。 ざっくりこんな感じです。
- 初日はホテルファミールへ行ってノンビリ昼寝なんかして、夜はケーキパティシエ体験。
- 二日目は朝っぱらから八景島シーパラダイスで遊んで晩飯も食べて、ホテルでは寝るだけ。
- 三日目は東京へ帰りつつ横浜中華街でお散歩
これを当時可能だった宿泊プランに落とし込むとこんな感じ。
- 一泊目:夕食バイキング付き・ケーキパティシエ体験有り
- 二泊目:朝食バイキング付き・八景島シーパラダイスワンデーパス(一日フリーパス)付き
- 三泊目:ノープラン
このように計画してみると横浜テクノタワーホテルファミールはかなり経済的でした。とりあえず予約手配は終了です。
横浜・八景島シーパラダイス一日目
八景島シーパラダイス方面へ向かう
新杉田より初めてのシーサイドライン乗車です。ゆりかもめみたいな作りなんですな。
産業振興センター駅で下車するといきなり甘い香りが漂っています。カステラで有名な文明堂の工場が見えます。今回行きませんでしたが売店があるようですので、カステラの端っこのワケアリ品とか買えそうです(勝手な想像)。
でも「産業振興センター」という駅名が示す通り、見渡しても本当に工場や研究所、研修施設しかありません。コンビニもありません。見えるお店といえばオートバックスくらいです。紙おむつや粉ミルクなど必要なものは事前に持って行きましょう。
早くも計画変更を余儀なくされる
ホテルファミールに到着したのは14時頃でした。とりあえず晴れててよかった。
予定より早く着いてしまったので、フロントで早めチェックインを相談するとめちゃめちゃ冷たくあしらわれました。ごめんよムリならいいの。部屋にも入れず周りに何もなく途方に暮れてみます。
でも調べてみると八景島シーパラダイスの水族館チケットはホテルのフロントで安く売ってくれるとのこと。謹んで買わせていただきます。
というわけで初日は夜以外は何もしないつもりが、八景島シーパラダイスの水族館だけ行くことにしました。トランクケースだけ預かっていただき、シーサイドラインで八景島駅へ向かいます。
八景島に到着
八景島駅から案内板に沿ってシーパラダイス方面へ向かいます。船がいっぱい。釣りしてるおっさんもいっぱい。
営業時間の案内があったのでパシャリ。夏休み期間中なので通常よりも遅くまでやってます。
橋を渡りきったところに全体地図があったのでパシャリ。地図の左側「現在地」にいるのですが広くて全然分かりません。今日の目的の水族館アクアミュージアムはわりと奥の方にあるみたい。
おなかが減ったので遅めのお昼ご飯です。フードコートに入っていたロッテリアのハンバーガーを食べてみます。一般的な店舗よりも値段が微妙に値段高いのは観光地価格ということでしょうがないかな。
食事をしたら一服したくなるのが愛煙家のつらいところです。さっそく喫煙所を探します。調べてみたら喫煙所は数カ所ありました。でも広いので携帯灰皿を持って行った方がいいかもしれませんね。
八景島シーパラダイス水族館アクアミュージアムに到着
今日の目的地、水族館アクアミュージアムはフードコートの近くにありました。でっかいです。さっそく入ってみます。
入ってすぐ、日本テレビの企画モノ「イッテQ水族館」の一部がいきなりありました。思ったより展示数が少なくてたいしたことはありませんでした。
この水族館はジンベイザメで有名だそうです。いました。すごく、、大きいです。2匹のジンベイザメがいるそうで記念撮影してみたり。
水族館アクアミュージアムのレイアウトはこんな感じ。巨大水槽のほか謎のスペースがあります。
ジンベイザメの水槽を後にすると、これまた八景島シーパラダイス名物の一つ「シロクジラ(作り物)との記念撮影をしませんか?1枚1000円ですけどお手持ちのカメラでも撮ってあげますよ!」との呼び声が聞こえます。アミューズメントパークで多いですねこういうの。こんな感じに撮ってもらいました(ええ写真も買いましたよぉ)。
鰺が大量に渦巻いている水槽があります。それもサメとかエイとかも一緒です。喰われちゃうんじゃないかと心配している矢先に、案の定、鰺がエイに食べられてます。。。ちょと観ているうちに2匹。
鰺の集団行動が見物ですが、天敵がいないとやってくれないらしく敢えてこうしてるそうですが。。どんどん食べられちゃうんじゃね?
ペンギンの水槽です。他の水族館と比較して、水が非常にキレイです。
水槽の高さがちょうどよく子供も水槽近くで見れるのがいいですね。
2階へ上がります。水槽の中を通るエスカレーターです。さっきの喰われまくっていたアジがよく見えます。
「イッテQ水族館」の本体がありました。暗くて全然写真撮れませんでした。。
一通り観て歩いて屋上の様なところに到着。ここでは魚や鳥にエサをあげることができます。エサはガチャガチャで買うのですが、今日はもう売り切れていました。
海の動物ショー
ひときわ広い空間でイルカショーのステージ的なところがあります。
この水槽、冒頭のジンベイザメがいた水槽です。大阪の海遊館バリにデカい水槽のようですが、上の方でイルカやらアザラシやらが泳いでるためジンベイザメはいらだってるんじゃないのかと勝手に心配してみます。
ともあれ割と良い場所をキープできました。夏という季節からかコンセプトはハワイアンらしいです。お姉さんもフラダンサーみたいな格好です。
もうイルカさんが飛ぶわ飛ぶわ
セイウチさんこんにちは。セイウチさんとアシカさんがチューしたり。画像がボケているのは私のせいです。
一通りイベントが終わると、ジンベイザメを近くで見れるっていうで水槽まで近づきます。キモいくらいデカいの。
巨大水槽なだけにアクリルが厚い。。
イベント会場から八景島シーパラダイスのオフィシャルホテル「ホテルシーパラダイスイン」が見えます。めっちゃ小さいな。これ宿泊客増やすつもりないやろ。
とりあえず周りをちょっと撮影。 今日は敷地の半分も歩いてませんが充分広いです。島内周遊バスが便利そうです。時刻表をパシャリ。日中は1時間に2本のペースでバスが発着しています。
今日は「横浜テクノタワーホテルファミール
ホテルで晩ご飯
ホテルファミールでディナーバイキングです。イタリアンやフレンチ、お寿司、ローストビーフなどです。意外とちゃんと美味しいです。
アルコールは別料金だってんでビールを頼みます。うますぎて鼻血出そう。
子どもパティシエ体験
20時になってパティシエ体験のスタートです。子供用のコックさんの服を着て、めっちゃ張り切ってます。
ケーキ作りの工程は、以前ご紹介した記事「ルタオの手作りケーキ買ってみた」と概ね同じです。
まずパンケーキを半分に切ってまず下半分を作っていきます。つぎに用意されたクリームやトッピングを好き放題に乗っけていきます。スタッフの皆さんが非常に親切で子供慣れしているようで、たすかりました。
ケーキができあがり、ドヤ顔でパシャリ。
食堂に戻って食べてもいいそうですが、お部屋に持ち帰ることもできます。
ラップをかけてもらい、フォークなどをお借りしました。 もうあとは寝るだけです。おやすみなさい。
朝ご飯はホテルバイキング
二日目の朝です。宿泊したホテルファミールの朝ご飯はバイキング形式でした。ディナーよりかはチープにはなりますが、和食洋食一通りありますのでありがたいです。食べ過ぎちゃいました。食事が終わったらさっそく八景島へ向かいます!
横浜八景島シーパラダイスに到着
今日はワンデーパスがあるので遊び放題です。昨日は下見のようなもんだったので今日はガッチリ遊びます。
シーパラにはジェットコースター的な乗り物もありますが身長制限のため娘が乗れません。 乗り物関係で遊ぶなら身長は110cm以上は必要となります。なので魚とか海獣とかでいかに遊べるかがポイント。
まず、まともに歩いてたらスグ日が暮れますので、島の入り口で島内周遊バスに乗車します。乗車料金100円ですがワンデーパスを持っていれば無料です。
島内周遊バスの時刻表はこちらです。
島内周遊バスは少しコンパクトで、木目調がレトロ可愛い感じ。
本日の基本方針といたしましては、八景島の奥から手前に向けて遊び尽くす所存にございます。もう一度、八景島のマップを貼っておきます。
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ふれあいラグーンでシロイルカと戯れる
周遊バスを使って島の東西側にある「ふれあいラグーン」に到着です。
イルカや鯨といった海の動物と接近できる「ふれあいプログラム」がたくさんあります。
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コミュニケーションプログラム
イルカ又はシロイルカと握手したり、サインを出してジャンプさせたりすることができる。 (事前予約:必要。 条件:小学校1年生以上であること。また小学生は親の同伴必要)
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およごうプログラム
ウェットスーツを着て、シロイルカ・イルカ・クジラと一緒に泳いで遊べる。 (事前予約:必要。 条件:小学校5年生以上かつ25m泳げること。また小学生は親の同伴必要)
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ガイドプログラム
飼育トレーナーと一緒に、海の生きものたちの生活空間を冒険する体験プログラム。 (事前予約:不要。当日予約のみ。 条件:特になし。ただし9歳未満は親の同伴必要)
で、入場してみたものの段取りが分からずボケーっとしてると、なんか始まりそうな雰囲気でしたのでとりいそぎオープン水槽の方に行ってみます。
シロイルカです。ああ白い。私にはエヴァンゲリオン量産型にしか見えませんがおかしいですか。
調子に乗ったシロイルカがじゃんじゃん水をかけてきます。みんなびしょ濡れで子供大騒ぎ。嫁はシロイルカの魅力にとりつかれ「シロイルカのガイドプログラム行きたいんだぜ?」とのこと。だがしかしシロイルカのガイドプログラムは本日分予約で満杯。まだ昼前なんだぜ? ということで、教訓を一言。
やってみたい「ふれあいラグーン」のプログラムがあったら朝一で予約すべし。
とりあえずイルカのガイドプログラムは予約できたので、別の施設で遊んで待つこととします。
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お昼ご飯
ちょっと早いですがランチです。ていうか朝食べ過ぎたのでオヤツです。シーパラの入り口付近にジャンクフードエリアがあります。娘はソフトクリーム、私はビールです。唐揚げとかつまみましたがデパートの屋上レベル。正直、美味しくないです。
シートレインに乗車
園内を走る汽車っぽい乗り物シートレインに乗車します。島内周遊バスほど広範囲には走ってくれませんが、これも一日券を持っていれば無料です。シーパラの入り口付近から水族館近くまで乗せてもらいます。
シートレインの運転席は普通に自動車なのでスピードメーターは160km/hまで書かれてます。ぜひ全力で爆走して頂きたい。
ドルフィンファンタジー
水族館とは別の建物でイルカとマンボウが観れるらしい。行ってみます。入るといきなりトンネル上の水槽になっています。イルカさん、めちゃんこ泳いでます。
イルカを下から見上げるというのも意外と珍しい。
マンボウさんです。でかいです。身体全体がホルマリン漬けのようで、ちょいとブチャイクです。
うみファームで魚釣り
出来たばかりの新施設「うみファーム」へ行ってみます。別料金ですがいくらか忘れました。一人数百円くらい? ここでは魚の手づかみか釣りのどちらかができます。手づかみが混んでいたので釣りにします。
釣り場は、釣り堀というより養殖場のようになっていて、釣った魚を食べることができます。
正確に言うと「釣った魚は、全て魚代金を払って買い取り、食べなければなりません」。キャッチアンドリリースは厳禁です。
一匹数百円ですが調子に乗って釣りすぎると大変なことになります。幸い、このときはアジしかいませんでしたがタイミングが良ければ?鯛とかもいるらしいです。
釣具やバケツのレンタル、エサ(練り餌)などは全て料金に含まれています。
で、簡単に釣れます。生け簀の端っこの暗いところに針を落とすと面白い様にすぐ釣れます。時間と予算と腹具合から三匹だけ釣りました(写真は二匹ですが)。
釣った魚を近くのプレハブに持って行くと、その場で三枚に下ろしてフライにしてくれます。
カメラに気づいた調理場のお兄さんが魚を片手にポーズを決めてくれました。
出来上がり。これがガチに旨い。釣りたての揚げたてです。
子供に「自分でさっき釣った魚を食べてるんだよ」なんて説教じみた話もできます。まさに「食育」ができるってわけです。
ふれあいラグーンに戻る
体験プログラム「イルカとあくしゅ」
ようやく時間になりましたのでイルカのウォーキングツアーに参加します。料金は一人500円位。だがしかし、カメラ持ち込み禁止です。理由は水槽の間近まで行くので、もし水槽に落としてイルカが食べたら大変だってことらしい。カメラだけでなく手荷物全てを無料ロッカーに預けて挑みます。
飼育員さんに連れられて、一般の人は立ち入ることの出来ない水槽へ行きます。イルカさん、すんごい近くで見ると傷だらけだよ。でも子供は楽しそうです。飼育員さんの説明通りに手を挙げるとイルカがマッハで遠くまで泳いでジャンプして戻ってきたりします。イルカさんといっしょの写真を撮ってもらい、1000円でお買い上げです。これは買わないわけにはいかんよ。
体験プログラム「ウォーキングツアー」
こっちはセイウチやペンギン、アザラシの展示エリアの中に入って餌をあげたりできるとか。段取りは同じでカメラ持ち込み禁止なので画像ありません。
まず最初はセイウチさんです。おもむろに飼育員さんが「私が合図したら、みなさん冷静に落ち着いて逃げて下さいね」だと。意味わかんね。
檻に入るとセイウチさんは遠くにいらっしゃいます。私たちに気付くと少しずつ近づいてきます。するとスゴイ勢いでこっちに走ってきました。セイウチさん足早いの。飼育員さんは笑顔で(目はマジ)「はぁい逃げて下さい」と檻の外へ逃げます。セイウチさん、檻の隙間からこっちを見て「ごおぉ、ごぉお」と言ってます。遊びたいっぽいんですが。
セイウチのヒゲを触ったりして次はアザラシさんです。アザラシに餌(生魚)を揚げたり、ペンギンの檻でペンギンと記念撮影(やはり買わされた)とか。
水族館アクアミュージアム(二度目)
昨日は駆け足だったのでもう一度観たいとのことで水族館アクアミュージアムへ入ります。
すっかり夜になりましたが、シーパラのレストランはなんか気が進みません。バーベキューとか食べ放題とかが目に付きます。メリーゴーランドに乗って、ホテルに戻って鉄板焼き屋さんでディナーです。
まとめ
今まで行った水族館のなかで一番満足できました。
理由は・・・
(1)体験プログラムが多くて充実している
(2)魚釣りができて、さらに自分で釣った魚が食べれる
(3)水族館の規模が大きく、ステージイベントもよく考えられていて出演者(海獣ですが)が多い
(4)お魚に飽きたら遊園地で遊べる
といったところ。鴨川シーワールドや江ノ島水族館よりも個人的にはオススメです。大きなお子さんがいれば乗り物も乗れるのでさらに楽しめることでしょう。 園内のちゃんとしたレストランで食べてませんので一概には言えませんが、食事が観光地価格かつ美味しくなかったのはやむを得ないかな。。
データ
住所等:
横浜市金沢区八景島 045-788-8888(テレフォンインフォメーション)
営業時間等:
年中無休 10:00〜18:00(繁忙期は9:00〜20:00など変動あり)
公式サイト:
トップページ https://www.seaparadise.co.jp/
以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございます。ほかにもお出かけ記事がたくさんありますので、どうぞごゆっくり!