日本にも青の洞窟はありました。沖縄県国頭郡恩納村や岩手県宮古市の陸中海岸浄土ヶ浜にもありますが、北海道にもあったんです。
「青の洞窟」といえばイタリアカプリ島やマルタ島などに見られる海岸沿いの洞窟で、太陽光に照らされて洞窟内がきれいな青に見える場所をいいます。
北海道旅行で、なにかアクティビティ的な観光をしてみたいなあと思った矢先、うちの優秀な情報部隊(嫁)が教えてくれました。北海道にある「青の洞窟」へ行こうって。
こんにちは、ぶんちょう(@onion_za)です。そういうわけで北海道の小樽に来てみました。
【2019/03/28追記】現在、文中に登場するアレクセイ氏は、有限会社 北欧産業とは無関係なのだそうです。当時(2016/8)の情報として参考までにご覧下さい。
日本にもあった!北海道小樽市にある「青の洞窟」へクルージングツアー
北海道の「青の洞窟」を観光する方法
「青の洞窟」といえばイタリアだかどっかにある海の鍾乳洞みたいなとこだっけな?北海道にもあるんかい?ピンとこなかったのでググってみました。
どうやら小樽の近くに「青の洞窟」と言われている場所があるらしいのは分かりました。北海道観光のサイトを見てみると、船で行くかダイビングかつシュノーケリングで泳いでいくかなんて色々とコースがあるようです。
青の洞窟を水中から見たらさぞや綺麗なのだろうとは思いますが、犬かき程度しか泳げない私としては船で行くという選択をしました。
で、さらにグーグル先生に聞いてみると、小樽の「青の洞窟」を巡るクルージングツアーは複数あるようで各社とも料金と所要時間も様々です。分かったのは一人あたり5,000円前後かかるんだなあくらい。
そんで辿り着いたのが有限会社 北欧産業が運営しているサイトでした。
以下のように1日に4便出航しているようです。
*朝便 9:00~10:30
*昼便 12:00~13:30
*午後便 15:00~16:30
*夜便 17:00~18:30
料金は大人5,000円、子ども3,000円(3歳~小学生)です。
しかし気になる記載があります。「※荒天により中止の場合、下記の港アトラクションコースとなります。」とのこと。当日の天気予報は晴れだから大丈夫でしょ?と華麗にスルー(だがイヤな予感はした)。
ネット予約ができるようで希望する日付の午後便を伝えたところ満席だったため朝便になりました。朝早いのイヤだけどいいや。
そんなわけで8月某日の朝便で予約完了!もちろん小樽で温泉宿も予約しましたよ。
当日。小樽市観光運河プラザ案内所の先にあるということで歩いていると「青の洞窟」のノボリが並んでいます。
やっと到着。「小樽クルージング」の看板のある掘っ立て小屋のようなところに来ました。
けして広くはない店内に入ってみると観光客がたくさんいます。
ふとテーブルに目を向けたら置いてあったスタンド。このふざけたガイジンが船長なのか。短い船旅とはいえ命を預けるには微妙なテイストです。
予感は的中。この人「アレクセイ」でした。
ブリーフィングという運行説明会となりましたが、アレクセイ船長はよくしゃべります。
「このパワーボートは前が浮いた状態で走りマス。前が浮きすぎると空に飛びマス。そしてワタシは船長からパイロットになりマス。HAHAHAここは笑うところデス。」
アンニュイなジョークの連発で、出航前から心地よい疲れを感じさせてもらいました。
「青の洞窟」へクルージングツアーに乗船
颯爽と小樽湾を走り出す高速ボート
ブリーフィングも終えたところで乗船準備をします。水しぶきがスゴいとのことでレインコートを無料にて貸してくれました。
レインコートを着てみました。さあて頑張るぞ。
パワーボートといえばやたらスピードが出る船で、よく海外ではスピードを出しすぎてひっくり返って首の骨を折ったりするやつですが大丈夫でしょうか。
そんな心配をよそに時間になったので乗り込みます。
アレクセイ船長は操舵を時折しながらガイドしてくれます。
ひとしきりしゃべり終わると人が変わったようにパワーボートをヴァンヴァン加速しながら意味不明な蛇行をして僕らを楽しませて、またしゃべり出すのループに入りました。
もういいよ早く着いてくれ。
「青の洞窟」ツアーなのに青の洞窟に行けなかった
なんと突然!アレクセイ船長は「今日は波が高くてアブナイデス。ワタシはあなたたちの命を預かってマス。これからアンゼンアンシンな港アトラクションコースになりマス。」などと言って、小樽港の湾内に戻ることになりました。
確かに波が荒いのは素人からも分かりましたので仕方ありません。
めっちゃ早いパワーボートで小樽運河に入ります。F1カーで小学校の校庭を走るような違和感がありますが。
旧倉庫とか。
橋の下に鳩の巣がめちゃめちゃあるとことか。
まったりのんびり小樽運河の旅となったとさ。意外とこれも悪くなかったけどね。
まとめ
図らずも北海道版「青の洞窟」クルーズが小樽運河クルーズとなってしまいました。尻切れトンボな記事ですみません。。
港アトラクションコースとなったので一人あたり1,000円返金してくれたのですが、そんなのいらないから青の洞窟が見たかった。嫁と娘はまた小樽に行きたいと言ってくれているので、いつになるか分かりませんが必ずリベンジしたいと思います。
お出かけデータ(アクセス・公式サイトなど)
アクセス地図
住所:北海道小樽市港町4-5 有限会社 北欧産業
TEL:0134-32-3911
公式サイト
以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございます。ほかにもお出かけ記事がたくさんありますので、どうぞごゆっくり!