高校生の頃から吉田カバン(ポーター)を愛用してきて30年近くが経ちますが、最近ではすっかり軽くて丈夫なマンハッタンパッセージの虜と化している ぶんちょう(@onion_za)です。今回はPCバッグにもなるオススメのカバンを2つご紹介します。
7年ほど前に購入した3WAYマルチブリーフケース#7013と、最近のノートパソコンの新調に合わせて購入したスリムバッグ#7011を買って使ってみて、最高に気に入ったので是非読者の皆さんにもお勧めしたく、使用感などをレビューします。是非、パパへのプレゼントの参考にもして頂ければと思います。
吉田カバンからMANHATTAN PASSAGE(マンハッタンパッセージ)のPCバッグへ乗り換えたので使用感レビューしますよ
バッグ好きの私が、吉田カバンからMANHATTAN PASSAGE(マンハッタンパッセージ)に乗り換えた理由
このブログ「オニオン座」では、デジタルガジェットやパソコンを中心にレビュー記事を書いていましたが、今回はノートパソコンを持ち運べるバッグについてレビューします。基本的にこのオニオン座では自分が自腹で買って本当に気に入ったものだけを紹介してます。
さて、うちは夫婦揃って「ファッションには興味がないけど、カバンにはこだわる」という特性を持っていて、とはいえ毎年バンバン買い換えるというよりも良いものを長く使うことに執着しています。
荷物の少ない嫁はレ・トワール・デュ・ソレイユ Les Toiles du Soleilのショルダーバッグやトートバッグにハマっています。
ちなみにレ・トワール・デュ・ソレイユ のバッグはこんな感じので、学生さんから大人の女性、なんならシニアまで幅広く使えるデザインになってます。
生地はフランス伝統のテキスタイルを使用し、切り出した箇所によって柄が異なるバッグとなるため、ある意味全て一点もの。少し前に流行ったサンブレラデザインにも似ていますが、質感や配色が上品でありながら冒険的です。グッチやらシャネルやらに走らず、こういう堅実なメーカーが好きな嫁にはあっぱれです。
で、話は戻ります。私は高校生くらいから多少の浮気をしたもののずっと吉田カバン(ポーター)を愛用してきました。私は高校生の頃から25歳くらいまで音楽業界で働いていたのですが、いわゆる業界人の間でも吉田カバンのラゲッジレーベル ニューライナーが流行っていたという影響もありました。生地が厚手の赤バッテン青バッテンのマークのやつね。デザインはシンプルだけど機能性が高くて何しろ壊れにくいんです。乱暴に扱っても10年以上使える訳です。
うちの吉田カバンの一部ですがこんな感じです。仕事用の大容量のやつと普段用の小さいやつなどです。
機能美と壊れにくさをかね備えた吉田カバンにも2つ欠点があります。まず高いということ。小さくて安いものでも2万円以上は当たり前で、大容量なら4万円以上するような価格帯です。品質に金をかけていて実際長持ちするので仕方ないのですが、やっぱ高いものは高い。
もうひとつは重いということ。ヘッドポーターが誕生した頃から生地が薄くて軽いものも発売され始めましたが、信頼性の面から購入することはなく、もっぱら重くて丈夫なやつばかりを選んでいました。
若き頃に働いていた音楽業界では、意味もなくゼロハリバートンのアタッシュケースを愛用するやつが多かったりしたので、バッグは重くても丈夫ならOKという感覚がありましたからそれでいいやと思っていました。
MANHATTAN PASSAGE #7013 マルチユーズ“パーフェクション”ブリーフケースを購入したお話
マンハッタンパッセージのブリーフケース#7013を購入した当時、私はクラウドサービスの開発会社で営業統括兼システム統括兼管理職兼チーフITコンサルタントという訳の分からん激務でした。パソコンやプレゼン資料など重い荷物を背負えて客先デモをラクにこなせるよう、リュックスタイルで背負える3WAYバッグを探していました。
それも肩こり腰痛がひどくなる一方だったため、なるべく軽いものを探しました。もちろん吉田カバンも見てみましたがカバンだけでも相当な重量となるため困っていました。
そんなある日、ヨドバシカメラ(最近こればっかだな)の本店地下で見つけたのがマンハッタンパッセージのバッグです。
やはり軽量・高機能なカバンが欲しければ、ビジネスマン憧れの比較的お高いビジネスバッグ、例えばTUMIやサムソナイトあたりを買わないといけないのかなと展示コーナーを覗いてみました。
ふと、高級ビジネスバッグの向かえ側に釣られて展示されているマンハッタンパッセージに目が行きました。なにこれマンハッタンパッセージって?マンハッタンポーテージのパチもの?最初は怪しいと思ったのですが、触っているうちに「なるほどなるほど」とひとり言が漏れるほど感心しました。
なぜなら、マンハッタンパッセージのバッグは遠目から見て、けして派手さはないのになぜか存在感はあり、「しっかり作られている感」を醸し出していたからです。これには吉田カバンにも似た感覚を覚えました。そして近づいて触って、生地の質感やパーツの品質を見て、縫合の丁寧さなどを確認して、この値段とは思えないと驚いたわけです。
そのなかでもマンハッタンパッセージの#7013は3WAYバッグでリュックサックのようにも使え、薄くて丈夫な生地に要所にはクッションが入っていて、縫製もパーツも良質で、しっかり荷物が入りそうなのにめっちゃ軽い。さらに私好みの良い具合の赤というカラーリング。価格も同等サイズの吉田カバンの半額以下だったのですっかり気に入って購入してしまいました。
正式名称は「#7013 マルチユーズパーフェクションブリーフケース」です。荷物が空なのでペタッとしていますがこんな感じです。黒もあったのですが、少しおしゃれしようかと思って赤を選びました。ちなみに赤は限定色となります。
気になるサイズ(外寸)はヨコ40cm×高さ30cm×マチ16cmで、B4ファイルがゆったり入ります。容量はたっぷり14リットルなのに重量は1110gと、このサイズのものとしてはかなり軽めに仕上がっています。
上から見るとこんな感じ。ビジネスにぎりぎり使えるオレンジがかった赤がおしゃれです。要所要所に固めのクッション材が入っているため、ラフに使っても型崩れしずらいのもポイント高いです。
マンハッタンパッセージの3WAYバッグとも言うべき#7013は、見た目に合わなず驚くほどの収納力があります。ノートパソコンとACアダプター、数名分の提案資料、さらに2泊分の下着とワイシャツの着替えくらいなら入るので出張にも家族旅行にも大活躍しています。ほんとビジネスバッグ、旅行カバン、パソコンバッグ、カメラバッグとして兼用できて重宝していて、パーフェクションという名前に負けていません。機能的なポケットもたくさんあるのでインナーバッグとか要りません。
決め手はこの背面ショルダーベルト。リュックスタイルにもなるし収納すれば普通のブリーフケースにもなります。商談に遅刻しそうになっても走ることができますから。さらにこれのおかげで肩こりが減りました。
リュックベルトを格納するとこのようにスッキリして普通のブリーフケースとなります。
肩がけバッグとして使うときのショルダーストラップも幅広パッド入りで肩の負担が軽いです。またショルダーストラップとバッグ本体をつなぐコネクタ部分が金属ではなく樹脂製なので重い荷物を入れても曲がりません。
実際にあった話ですが、パンパンに荷物を詰めた状態で、客先デモに遅刻しそうになり走ったりしていたら、ショルダーストラップのコネクタの金具が曲がって使い物にならなくなりました。実際にそれで吉田カバンを壊したことがありますので、頑丈な樹脂製だと安心です。
マンハッタンパッセージのロゴも控えめでなかなかかっこいい。
背面にベルトがあってキャリーバッグのハンドルに通すことができるのも便利。長期出張の際にはコロコロの上にこいつを乗っけて運んでいます。
数年前に行った、東京から伊勢神宮までのバイク一人旅でもマンハッタンパッセージは大活躍でした。
そんな素晴らしい3WAYバッグ「#7013 マルチユーズパーフェクションブリーフケース」ですが、もう数年前に買ったので廃番になっていると思いきや今でも買うことができます。私の持っている赤は限定色のようなので現在購入できるのは黒のみになりますが、こっちの方が万人受けしそうです。
MANHATTAN PASSAGE #7011 スリム ウェルオーガナイズド ブリーフケースを購入したお話
その後、仕事が変わって重たい荷物を抱えて移動することがめっきりなくなりました。3WAYバッグ#7013 は基本的にプライベートな用途で活躍していますが、たまに出張や旅行で大活躍しています。
その代わりに別のブログ記事にも書きましたが、最近10インチ(レッツノートCF-J10)から12.5インチのノートパソコン(同CF-MX3)に変えたため、軽くて丈夫でそこそこデザインがイケてる通勤用バッグ兼パソコンバッグが欲しいと言うことになりました。普段使いの小さい吉田カバンでは、入るには入るけどジッパーが閉じられないんです。こんな感じではみ出てます。
少し大きく軽い吉田カバンのショルダーバッグももちろん販売されていますが、3〜4万円コースなのかなって悩みました。
そんなわけで再びマンハッタンパッセージのバッグを物色しに、ヨドバシカメラ本店地下のPCバッグコーナーに行ってきました。手前の方には相変わらずエレコムとか無名メーカーの軽量PCバッグ兼ビジネスバッグが安く売られていましたが、どれもデザインがどんくさいわけです。いかにもオタクっぽい?いかにもパソコンの備品っぽい?そんなデザインです。品質的にも耐久性も低く、こういうのって安いという理由だけで会社でたくさん買いましたが使い捨てレベルなんですよね。会社のパソコン置き場なんかにボロいPCバッグが積み上がってるの見たことある人もいるでしょ?
そして奥の方の高級品も並んでるコーナーに来てみると、マンハッタンパッセージがありました。物欲がわいてしまい全部欲しくなって困りましたが、今回のテーマは「薄くて丈夫で軽くてオシャレなパソコンバッグ」であることを思い出します。
そこで見つけたのが「MANHATTAN PASSAGE #7011 スリム ウェルオーガナイズド ブリーフケース」でした。
持ってみると異常な軽さ(590グラム)で、え?ってなるレベルです。それでいてマンハッタンパッセージらしく安定した高品質が一目で分かります。食わず嫌いはいけないので他社製品もそれなりに見ましたが、こいつがダントツで良かったのを覚えています。でも、いったん冷静になろうと思ってその場では購入しませんでした。
家に帰ってみて、やっぱり欲しくなりました。「あそこまで軽量で丈夫なバッグって他にないよね」と買わなかったことを後悔しました。まさかAmazonで同じもの売ってないよね?Amazonがドコモ携帯決済d払いに対応したので、貯まってきたドコモポイントも使いたいしと思って調べたら、Amazonにもありました。お値段はどこのネットショップも店舗も公式サイトも同じでしたので、Amazonで購入しました。
そんで先週着弾しました。「MANHATTAN PASSAGE #7011 スリム ウェルオーガナイズド ブリーフケース」です。
箱から出してみます。しかしカバンってスマホで写真とるのは難しいな。特に黒だからピントも露出もカラーバランスもめちゃめちゃです。見苦しくて申し訳ないです。
この薄さがイイ感じ。サイズ(外寸)はヨコ38cm×高さ28cm×マチ7.5cmです。内寸はヨコ33cm×高さ23.5cm×マチ3cmです。スペック上は厚み(マチ)が小さいですが若干膨らんでもいいならもっと厚いものでも収納可能です。
カードが何枚か付いていまして、あらためて読んでみます。軽量バッグとして欲しい機能は全て備えていることを再認識しました。
実はマンハッタンパッセージのバッグにはライフタイムワランティー(生涯永久補償)が付いてることを知りませんでした。そして英語ですが生地やパーツ、縫合など造りの丁寧さが分かります。ジッパーはもちろんYKKです。
肩掛けも出してみます。もちろん取り外しOK。
肩掛けにはしっかりした幅広のパッドも入っています。無骨にならないギリギリの幅がにくい。実は軽量バッグにこれほどしっかりしたショルダーストラップが付いてくることは意外と珍しいのです。なぜなら重い荷物を入れない前提ですから、ショルダーストラップにはコストをかけないメーカーが多いんです。
ポケットもたくさんあって使いやすそうです。前面のポケットは書類やスマホ、ペン、鍵などが入ります。内側が赤と黒というのもおしゃれ。
A4サイズのノートパソコンである12.5インチのレッツノートCF-MX3を入れてみました。全然余裕なので横にACアダプター入りそうです。
さらに一回り大きいMacbook Air 13インチもすっぽり入ります。これは想定外でしたから嬉しいです。この薄さなのに適度にクッションも入っているのでパソコンバッグとして充分使えます。Mac用バッグとしてもオシャレでオススメです。
後ろにもベロクロのポケットあり。
あいかわらず造りが丁寧。よく見てもほつれなどありません。牛革のハンドルが穏やかに高級感を醸し出しています。
もう、この丁寧な作りを是非観て欲しい。
こんなコンパクトで9リットルの容量があり、くりかえしになりますがA4サイズのノートパソコンがすっぽり入るのに、重量はたったの590グラムなのは驚き。
さっそく外で使ってみました。このときカバンの中にはレッツノートやiPad9.7インチ、ACアダプター、ペットボトルのお茶をはじめ色々な荷物を入れていますが、めちゃめちゃ薄くて軽い。重量バランスが計算されているのか、異常に軽く感じます。良質な肩当てパッドも効いていてます。
マンハッタンパッセージというブランドは、マンハッタンポーテージの偽物なのか?
最後になりますが、そもそもマンハッタンパッセージというブランドについて調べてみました。アメリカのバッグメーカー「マンハッタンポーテージ」と名前が似てますよね。これ見たことある人は多いでしょう。
マンハッタンパッセージとは日本のバッグメーカー「レジャープロダクツ」が展開するオリジナルブランドで、バッグ作りの歴史は結構長いんです。レジャープロダクツは、1969年に創業者の網野越朗氏が米国の軍装品・アウトドア用品メーカー「キフィー・プロダクツ社」と共に世界初のA型フレーム付ナイロンリュックサックを開発したところから始まりました。嬉しいことに海外メーカーではなく国内メーカーなんですな。
以前はメッセンジャーバッグで有名なマンハッタンポーテージManhattanPortageというアメリカの海外ブランドをライセンス販売していたのに、少し似たマンハッタンパッセージを展開しちゃったもんだから裁判沙汰になったけど結局は無効判決が出たとか。
http://shohyo.shinketsu.jp/originaltext/tm/1094920.html
まあレジャープロダクツ社は日本初のデイパックを開発したり、世界初の3wayパックを開発したりで今に至って、安くて高品質なバッグを提供してくれているわけです。ご紹介した写真を見て頂ければ丁寧な物作りの姿勢はお分かり頂けると思います。
まとめ
吉田カバン好きの私があらためてバッグを選び直したら、マンハッタンパッセージがベストバイという結果となりました。
実際に買って、何年も使ってみて、すっかりマンハッタンパッセージにハマってしまいました。しつこいようですが、安くて高品質で軽くて丈夫という私にとって申し分のないカバンです。ぶっちゃけ吉田カバンからは卒業しました。全然嫌いじゃないけど、もう自分で買う気にはならないです。
デザインや素材感も若すぎずオッサンにもオタクにもならず、機能美も感じるこのバランス感。仕事にもプライベートにも使える存在感。撥水加工されていて耐久性のある生地。そしてその辺のマイナーブランド並みの低価格。欠点やデメリットが見つかりません。大満足です。
是非、流行に流されない同世代の皆さんに試してもらいたい。本当にマジで。大人の男性へのプレゼントにも間違いないですよ。
それでは本日ご紹介した、バッグ2点のおさらいです。
ビジネスマンだけでなく、パソコンやカメラや荷物をたっぷり入れられてリュックスタイルにもなる3WAYバッグがこちら。山登りにもいいかもしれない。
ドン引きするほど軽いのに丈夫で質感良く、中にはちゃんとクッションが仕込まれてMacBookも入る軽量バッグはこちら。
薄型バッグ#7011のカラーはブラックだけでなくミッドナイトブルーもあります。こちらのほうがライトな印象で、女性でも服に合わせやすいと思います。
以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございました。