小学校に入ったうちの娘は「2ちゃんねる」が好きなようです。
「2ちゃんねる」といっても、ひろゆきの2ch.netではなくて、地デジの2ch、つまりNHK教育テレビのことです。娘が興味ありそうで雨の日でも屋内で遊べる場所ということでNHKスタジオパークへ行ってみました。
NHKスタジオパークは、テレビ番組の作り方や衣装、小道具、過去の作品が展示されているテレビ博物館的な面と、アナウンサー体験ができるということで人気のランドマークとなっています。はたして小学生の子どもが楽しむことができる施設なのでしょうか。
【追記】2020年5月11日、NHKスタジオパークは新型コロナの影響もあり、閉館いたしました。本稿は当時の記録として残します。
NHKスタジオパークへの行き方
NHKは渋谷と原宿の中間あたりにあります。最寄り駅は渋谷駅になりますかね。今日は渋谷からとことこ歩いて行きました。ちょうどランチタイムの時間でしたのでセンター街のマクドナルドでハッピーセットで軽く食べて行きました。
で、NHKが見えてきました。パパは昔ここで仕事したことがあるんだよ、なんて娘に言ってもポカンとしてます。まあいいや。
NHKの全体地図はこちら。敷地の左側がNHK本体やNHKスタジオパークで、右側がNHKホールとなっています。
NHKのイメージキャラクターの「どーもくん」の石像がお出迎えです。
NHKスタジオパークへ入場
NHKスタジオパークの入場料は大人ひとり200円です。小学生は無料でした。都内の遊び場としては低価格でありがたいです。
施設入口ではよくわからないキャラクターがいます。スタッフの方が写真を撮ってくれるとのことでしたので、よくわかりませんが記念撮影してみたり。
入ってスグに無料コインロッカーがあります。荷物の多い人は助かるんじゃないかと。
NHKスタジオパークの全体地図はこちらです。A/B/Cと三つのフロアに分けられています。入場したらAフロアから右のBフロアに行き、またAフロアに戻って左側のCフロアに行くのが公式順路らしい。立体的な構造ですが各所にエレベーターもありますので、ベビーカーや車椅子の方でも移動は問題ありません。
ちなみに館内の写真撮影は基本的にOKです。ただし、本番収録しているスタジオやサイン色紙、タレントの写真の撮影などはNGです。じゃんじゃんInstagramなどのSNSにアップしましょう。
とりあえずAフロアを散策します。NHKスタジオパークには私が小さい時に小学校の社会科見学で来たことがありますが、当時よりも全然綺麗になってます。そりゃ30年位経てば改装しますわな。
Bフロアへ移動します。タッチパネルを使った展示が多いかな。チームラボほどじゃないけど画面を触るとキャラクターが動いたりするので、乳幼児でも遊べます。娘は「おしりかじり虫」に夢中です。
NHKスタジオパークの気になる混雑状況ですが、日曜日の午後というのに空いていました。東京都内の穴場スポットかもしれません。
私ぶんちょうの好きな「スイエンサー」と「ためしてガッテン」のコーナーです。なんだかよくわからないものが展示されています。
あちこちにクイズ形式の展示がされています。例えば、パック麦茶を昔ながらの香ばしい麦茶に大変身させるスゴ技とは?
答えは、インスタントコーヒーをひとつまみ入れると香りアップ!…だそうです。
こんな感じであちこちに「がってん」なスゴ技が展示されています。志の輔さんもいらっしゃいます。
子どもでもアフレコや編集ができるスタジオ体験コーナー
「体験コーナー」の予約受付があります。ここでは「アフレコスタジオ」「クリエイティブライブラリー」の2つのアトラクションの予約をすることができます。
アフレコスタジオ
ひとつは「アフレコスタジオ」で、アニメキャラクターの動きに合わせてセリフを言うと、今度は録音されたセリフとアニメが同時再生されてちょっとしたアフレコ体験ができるというもの。いわゆる声優体験ができるアトラクションですな。ひらがなとカタカナが読めればいいので、小学校入りたてでも大丈夫。こちらは小さな子ども向けです。
クリエイティブライブラリー
Avidの超簡易版みたいなパソコンで動画データと音声データを自分で画面上で編集して、オリジナルの番組が作成できるというものです。小さな子どもにはちょっと難しそうなので小学校高学年以降向きかしら。これから小学生もプログラミングの授業が必須になるそうなので、こういうので慣れておくといいかもしれませんね。
NHKスタジオパークのメインアトラクション「テレビアナウンサー体験」
で、NHKスタジオパークの最大の目玉とも言える、テレビキャスター体験コーナーです。なんと運良くまったく並ばず予約も無しに体験させてもらうことができました。ここではアナウンサーやお天気キャスターのお仕事体験ができます。ちゃんとカメラマンさん、ディレクターさん、アシスタントディレクターさんがいらっしゃいます。
まずは番組の進め方やプロッターの見方などをディレクターさんが丁寧に説明をしてくれます。これなら小学生でも大丈夫です。
アナウンサー体験の内容としては、番組冒頭の挨拶→簡単なニュース読み上げ→天気予報→エンディングというわりとまともな感じです。所要時間は10分くらいだったかな。機材もスタッフもガチな本格派で、そのへんの博物館のテレビキャスター体験なんかとは比べものになりません。
プロッターやボードに書かれた文字を読みながら番組を進めていきます。漢字が読めなくても平仮名や片仮名が普通に読めればOK。
お天気キャスターもこんな感じで、ブルーバックで説明しながらクロマキー合成をかけていきます。自分がどのように映っているかのモニターを見ながら行えます。
アナウンサー体験収録中の映像は、付き添いの保護者にも観ることが出来るようモニターが設置されています。
フロアスタッフだけでなく、なんと小さな副調整室(通称サブ)もあって設備としっかりしてます。さすがNHK、お金かかってます。子ども向けの体験アトラクションとしては完全にオーバースペックですありがとうございます。
最後に記念撮影をさせてもらいました。ちなみにアナウンサー体験が難しい乳幼児など小さいお子様とかは、記念撮影だけの参加もOKとのことです。別料金でも構わないので収録した動画を持ち帰れたら最高なんですけどね。NHKさん、このブログ「オニオン座」をご覧になってたら考えておいて下さいよ。
館内唯一の無料休憩所でひと休み。ドリンクの自動販売機はわりと充実していますが、NHKスタジオパークへの飲食物の持ち込みは禁止されていますので、お弁当を食べたりすることはできません。お食事したい方は出口にあるレストランを利用します。お昼御飯は済ませてから入場したほうがリーズナブルかもしれません。
休憩所の先にある通路にはNHK大河ドラマやNHK連続ドラマなどの資料とか衣装とか展示されています。古いものから最新のものまで展示されていますので、連ドラ好きにはたまらない空間です。
この時はNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」を放映中でしたから、V6の岡田准一さんが着た衣装なども展示されていました。
本当に全国放送されているテレビ番組の収録スタジオも併設されています。タイミングが合えば有名タレントさんをその目で観ることが出来ます。でも今日は残念ながら番組収録はやっていませんでした。
なつかしい子ども向け番組の展示です。ぶんちょうと嫁は1970年代1980年代の番組をしみじみ観てましたが、娘は2010年代の番組を観ています。ものすごいジェネレーションギャップを感じます。プリンプリン物語りとか好きだったな。。。
NHKの子ども向け長寿番組「おかあさんといっしょ」も、2000年代2010年代なんかはすげえスタイリッシュです。私らの時代は着ぐるみが歌い踊ってればよかったのですが、最近はずいぶん様子が違います。
Cフロアへ向かいます。キッズパークとやらで、未就学児〜小学校低学年向けの展示が続きます。
NHKスペシャル「hot spot 最後の楽園」の特別展示があります。このへんは時期によって特別展示内容が変わります。
NHKスタジオパークはここまで。広すぎず狭すぎずちょうど良い広さでした。
ショップコーナー(売店)
あとは売店です。NHKキャラクターや番組グッズがたくさん販売されています。NHKスタジオパーク限定グッズもありました。
てかイチゴ柄のどーもくんグッズってどうなんだろ。需要あるのか?
売店では1500円程度支払うと合成による記念撮影をしてもらうことができます。おでかけ・旅行の記念品にどうぞ。
スタジオカフェ
売店の先には館内唯一のレストラン「スタジオカフェ」があります。番組にちなんだメニューもあります。ぶんちょうたちはソフトクリームを食べました。
NHK大河ドラマ「軍師 官兵衛」にちなんだ「官兵衛御膳」なる定食もありました。実際に食べている人の実物を見てみましたが、これも意外とガチです。それなのに1,200円とはかなり良心的な価格設定だと思います。
こちらはNHK連続テレビ小説「花子とアン」関連メニューとして、「甲州ほうとう汁と鶏飯のセット」定食です。これもボリューム満点で旨そうなのに900円という格安価格。
一通り遊びましたので帰ろうとしますが、渋谷駅までは微妙に遠いのです。帰りは渋谷駅直行バスに乗ることにしました。でも、、、無料じゃないんですね。普通に210円かかりました。時刻表はこちらでして、だいたい15分に1本ほどあります。
まとめ
天気の影響を受けない屋内施設で、かつ入場料が大人ひとり200円で子どもは無料ということを考えるとコストパフォーマンスは悪くないと思います。所要時間としては急ぎ足で1時間、ゆっくりのんびりで半日コースかな。東京旅行のついでにもいいですね。
スタジオ体験、アナウンサー体験、アフレコ体験、編集体験ができるので、お台場のキッザニア東京なんかの体験型アトラクション施設に行きたいけど高いし混雑しているし、とお困りのファミリーのお出かけ・旅行にはいいと思います。
小学校の中学年高学年にも番組編集や夏休みの自由研究に、というように、それなりに広い世代で遊べそうです。
中学生、高校生、大人もそれなりにテレビ番組衣装の展示を観たり、童心に戻って遊べますのでデートコースの一つにしてもいいかもしれません。実際にカップルもいましたからね。
また出口にあるレストランが意外と充実していましたので、午前中回って昼過ぎにレストランに着くようなスケジュールもいいですね。
最後に文句を一つ言いたい。敷地内全面禁煙ってのがマジつらかった。。 レストランの外に灰皿ひとつ置くくらいしてくださいな。。と思うぶんちょうでした。
お出かけデータ
◆公式サイト
◆住所など
東京都渋谷区神南2-2-1 NHKスタジオパーク
◆営業時間など
営業時間:午前10時~午後6時
休館日:原則毎月第4月曜日(祝・振替休日にあたる場合はその翌日)
◆地図