電波ソーラー腕時計が動かない!ならば強制充電だ!ソーラー充電器を買って使ってみた【レビュー】

電池交換が不要なソーラー腕時計、さらに時刻修正を自動でやってくれる電波ソーラー腕時計はとても便利なものです。

でも、何年も使わずにしまって久しぶりに使おうとしたら電池が切れていた、なんてことはありませんか? 私はありました。それも2本。しばらく太陽に当ててもうんともすんとも言いませんでした。これはバッテリー(二次電池)が死んだかな?と思いました。

ソーラー腕時計のバッテリー交換は比較的高価なものです。特に防水機能のあるソーラー腕時計の場合、数千円で対応してくれる激安な電池交換サービスでは防水機能は保証してくれず、メーカーに送るのが一般的と思います。高い出費を覚悟していたのですが、とあるツールを使うことで非常に格安で治すことができました。そんなありがたい商品を今回はご紹介します。

目次

ソーラー時計は使わないと内蔵バッテリー(二次電池)が空っぽになる

ソーラー腕時計には、充電式バッテリー電池が内蔵されています。普段から使っていれば日光で充電してくれますが、一般的なスマホやPCのバッテリーと同様に、ほぼ完全に放電してしまうと通常のパワーでは充電しにくくなります。

今回、ベランダで日光をしばらく当てたけど反応がないので、これはバッテリーが完全に切れてしまったと思っていました。冒頭のように防水機能を諦めれば交換費用は数千円からあります。カジュアルな腕時計ならいいのですが、今回対象となるソーラー腕時計は、ダイバーズ向けとSEIKOの10気圧防水で、防水機能を捨てたくない状況です。メーカーに出して高い交換費用を払うか、いっそ全て諦めてメルカリあたりで不動ジャンクで売るか悩んでました。

そんなときに友人から教えてもらったのがこのツールです。正式名称は何て言うんでしょうか。ソーラー腕時計用充電器などと呼ばれているようです。似たようなものがいくつかありましたが、最も評価数の多いこちらにしました。

このソーラー腕時計用充電器なら、強力な光を放つLEDライトで電波ソーラー時計を充電出来ちゃうよ!ってことです。

今回あらためて知りましたが、日中の太陽光は私たちが思っている以上に明るいもので、一般家庭にある照明機器とは比べものにならないわけです、

だからそのへんにある懐中電灯や電気スタンドで電波ソーラー時計を照らしてもパワーがぜんぜん足りません。その程度で動いてくれるのは電卓くらいなものです。

ましてや、内蔵バッテリーがカラッカラになってしまった電波ソーラー腕時計に対しては十分な光量が必要となります。

そこで超強力なLEDライトを当てればいいじゃないか?というのがこの商品。説明書には「春の日差しと同等の40,000ルクス」と書かれています。本当か?とこのときは疑ってました。しかし実際に使ってみたら「ああ、きっとそれくらいあるわ」と納得したのです。

ソーラー腕時計を急速充電できるソーラー充電器の体験レビュー

今回購入したソーラー充電器の付属品は、充電用USBケーブルと、シリコンっぽいラバーキャップが2つでした。ラバーキャップは腕時計のサイズにあわせて使うようです。

ソーラー充電器の本体がこちら。かなりプラスチッキーで高級感とは無縁です。照射面にはLEDがめっちゃ並んでます。でも小さいですな。強力なLED懐中電灯の頭だけみたいな感じ。

裏面には乾電池(単4電池2本)が入ります。実際にソーラー腕時計を充電する時はUSBケーブルでの給電ですが、乾電池で携帯ライト(ただし明るさは懐中電灯レベル)にもなります。

手持ちのUSB電源に接続してこのまま光らせてみました。ほんとめっちゃ明るい。直視しちゃダメなやつです。UVフリーの白色LEDを使っているので、腕時計の色あせなどに配慮されているようです。目で見ても分からんけどきっとそうなんでしょう。

さっそくダイバーズウォッチで試してみます。太陽に当ててもまったく微動だにしないくらいバッテリーが切れている模様。本当に治るのか?

ソーラー充電器の上にラバーキャップをかぶせて、その上にソーラー時計を置きます。アジャスターはソーラー充電器の熱が時計に伝わらないようにしていると思われます。男性用時計と女性用時計のそれぞれのサイズが異なる2タイプ。

ソーラー充電中、ちょっとズラしてみました。こりゃ充電できそうだなって期待できる。

ちなみに気になる発熱ですが、空冷ファンもないのに優秀です。一晩つけっぱなしでも筐体はほんのり温かいくらい。照射面も触れないほどじゃない。当然、ラバーキャップのおかげで時計も熱くなることなく、やや温かい程度で済んでいます。

そのまま30分程度で「CHG」が表示されるようになりました。ちょっと感動です。このソーラー腕時計の場合「CHG」は「バッテリーが少ないよ充電してね」という意味です。ここまでくればあとは一晩放置です。

キタコレ治ったよ!充電できたよ!ベランダで日光浴させてもびくともしなかったダイバーズウォッチが治ったよ!

さらに5年間ほど放置していた、セイコーの電波ソーラー腕時計でも試してみました。パッキン交換など合わせるとメーカー対応では見積りが約2万円でしたが、見事に復活!

まとめ

友人が教えてくれたソーラー充電器のおかげで、使いたかった電波ソーラー腕時計が復活しました。

初めて使ってみたソーラー充電器は、発熱や音は気にならず、使わない時はコンパクトにしまえる。いかんせん見た目はプラスチッキーだけど、めっちゃチープなわけでもなく。普段使わないからいいとしましょう。

防水性の高いソーラー時計だと、内蔵バッテリー交換には2万円は覚悟しないといけません。それがたった3,000円くらいで復活。それも繰り返し使える。今回は2本が治りました。まー素晴らしい。

時計を複数所有してても毎日とっかえひっかえするのも大変だし、定期的に日光浴させるのも面倒だし、そりゃ内蔵バッテリーも枯れるよね、とはいまだに思います。

でもそんなときこれがあれば一晩で復活してくれる。あまりバッテリーをカラカラにするのは劣化の原因にもなるのでお勧めできませんが、ほんとうにありがたかった。

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