ロジクールのワイヤレストラックボールマウスMX ERGO MXTB1が快適すぎて、これまで4台購入してきましたが、ついに後継機であるMXTB2が登場しました。
筆者としてもMXTB2が大変気になり、両者の違いを比べてみたので記録を兼ねて記事にします。たぶんMXTB2買うんだろうな、と思っていました。
Logicoolトラックボール MX ERGO MXTB1sとMXTB1dの違い
後継機のMXTB2を調べる前に、まだまだAmazonで販売している MXTB1sとMXTB1dの違いから確認します。値段が違うけど機能的な違いはあるのか疑問を持った方もおられると思います。
結論だけ言いますね。同じ商品です。中身は全く一緒です。
ただし違いは一つ。メーカー保証期間が異なります。
MX ERGO MXTB1s:保証期間2年(通常)
MX ERGO MXTB1d:保証期間1年(短い)
家電量販店よりも安く販売する代わりに、商品・付属品・保証期間・パッケージを変えたバージョンを販売することがAmazonではたまにあります。いわゆる【Amazon限定】って書いてある商品です。
つまりこのMX ERGO MXTB1dはAmazon限定品であって、市販品より保証期間を短くする代わりに安く販売できている、という手段をとっているにすぎません。お分かりいただけましたでしょうか。
これまでMX ERGOを4台、M570やM575も買ってきた筆者から言わせると、初期不良もないし、2年以内に壊れたこともありません。保証期間が長い方が安心できるなら、MXTB1dを買えばいいし、そうでなければMXTB1sでかまわないと思います。
ここで、この新旧入れ替えの時期限定とは思いますが、逆転現象が起きています。
後継機MXTB2の登場により、保証期間の長い通常品MXTB1sの方が、Amazon専売品で保証期間の短いMXTB1dより安く販売されています。これはメーカーであるロジクールが型落ちを早く売ってしまいたいからと思われます。
MX ERGO MXTB1s:保証期間2年(通常・市販品)→12,780円 ※執筆時点
MX ERGO MXTB1d:保証期間1年(短い・Amazon限定品)→17,500円 ※執筆時点
一方で、MX ERGO S MXTB2:保証期間2年(通常・市販品) →17,800円です。 ※執筆時点
このあとMXTB1sとMXTB2の違いをご紹介しますが、その差が気にならないなら、約5,000円も安くなったMXTB1sは本当に「買い」と思います。
Logicoolトラックボール MX ERGO MXTB1sとLogicool MX ERGO S MXTB2の違い
MXTB1sとMXTB2の違いは以下の表の通りですが、普通に使う分には同じと筆者は考えています。
違い(コメント) | MXTB1s(従来) | MXTB2(新機種) | |
サイズ | 同じはず | 99.8×51.4×132.5mm | 100mm×51mm×133mm |
重量 | 重くなったね | 164g | 259g |
通信方法 | USBドングルがLogiBoltへ変わったので、最近の同社キーボード等と合わせやすい | Bluetooth+Unifyingレシーバ | Bluetooth+LogiBoltレシーバ |
充電用USB | 便利だけど3ヶ月に1回くらいだしな | Micro-USB | Type-C |
クリック音 | 静音が嬉しい人もいるんだろうね | やや静か | 静音 |
マウス解像度 | トラックボールに2,000dpiは要らなくない? | 320dpi~480dpi(初期値380dpi) | 512dpi~2,000dpi(初期値;512dpi) |
※Amazonおよびヨドバシドットコムにて調査。いずれも初稿時点。
結論:ロジクール Logicoolトラックボール MX ERGO S MXTB2はすぐ買うべきか
以上、新旧機種の違いが確認できました。その上で、最新機種MXTB2を買うべきかを検討します。
筆者の場合(MX ERGO大好きマンで複数台を複数箇所で使用)
→ 私は、MX ERGO S MXTB2はすぐ買わないと思う。安くなったMX ERGO MXTB1sを買うかも?
理由:機能差が特にない。たまに持ち運びをするので約100g重くなったマイナス面が大きい。MXTB2は解像度やスペック表に現れない細かな改良はあるのかもしれないが、MXTB1sで満足している。LogiBolt対応は少しそそられるがBluetooth接続でも使用差はない。充電も3ヶ月に1回程度なのでMicro-USBでもかまわない。
次に、MX ERGO S MXTB2はすぐ買うべき人、オススメできる人はどんな人かを想定してみます。
純正管理ソフトLogiOptions+をバリバリ使っている人
理由:Unifyingレシーバは終息予定で、LogiBoltであれば可能な純正管理ソフトでの高機能な利用ができなくなってきている。
LogiBolt対応のワイヤレスキーボード等を使っていて、かつ複数のPCで使う人(Bluetoothペアリングが面倒な人)
理由:LogiBoltレシーバをPCのUSBポートにひとつ挿しておけば、複数のロジクール機器が使用できる。Bluetooth接続しなくていい。
意地でもMicro-USBケーブルを使いたくない人
理由:机やUSB充電器周りを少しでもスッキリしたい人ならメリットあるでしょうね。数ヶ月に1回ですけど。
静かな場所で音を立てずに使いたい人
理由:従来モデル「MXTB1」と比較して80%のノイズをカットしてるので、これが最大の魅力という人がいるでしょう。
MX ERGOを今まで使ってない人
理由:肩も凝らない、場所も取らない、使いやすい。買った方がいいですよ。ITエンジニアもたくさん使ってます。
以上です。けして安くはないけどプロにも人気のトラックボールマウスです。もしバッテリーが劣化しても修理することが可能でしたので、過去記事もご紹介しておきます。