昨日は伊勢神宮から東京へバイクで戻る道中、静岡駅近くのビジネスホテルに一泊しました。
チェックアウトが10時なのに起きたのが10時半だったわけですが、とりあえず出発です。
私が乗っているのは原付二種バイクなので高速道路や有料道路が使えません。一般道を走り続けるのみです。今日中には東京に着けるかな。トリップメーターはちょうど600km。
ちなみに前回の記事はこちら。伊勢神宮の近くのホテルに宿泊して、参道「おかげ横町」で食べ歩きしたお話などをご紹介しています。
原付バイクで東京から伊勢神宮まで一人旅をしてみた「四日目」最終日(4/4)
静岡県にいるのだから、富士宮焼きそばを食べに行こう
ちょっと早いので寄り道をします。せっかくバイク一人旅で自由旅行してるのにあまり名物を食べてないなと思ったからです。ちょうど今いるのは静岡県。静岡といえば、B級グルメとして名高い富士宮焼きそばが食べてみたい。
iPadminiで調べてみると浅間大社の参道の「富士宮焼きそば学会」アンテナショップで食べられるそうです。富士宮駅の浅間大社へ向かいます。こういう成り行き任せな行動ができるのもバイク一人旅の醍醐味です。
国道一号から富士宮市街へ向かい、浅間大社の大鳥居が見えた頃、天気の雲行きが怪しくなってきました。やばいかな。。
浅間大社にお参り
まず焼きそばだけではもったいないので浅間大社へお参りに行きます。浅間大社へ到着したのは12時半頃。
トリップメーターは649km。静岡駅から50Kmほど走ってきましたが、朝から何も食べてません。腹へったぁ。
浅間大社は富士山信仰の神社で、日本各地に約1300ある浅間神社の総本社とのことです。詳しい説明は割愛しますがここも天皇家に縁のある神社のようです。
浅間大社の境内案内図を載せておきますね。
浅間大社ではお参りをして、おみくじをひきました。中吉です。微妙なんだぜ?
「今じゃ人の知らぬ胸の苦しみがありますが騒がず信神して時の来るのを待ち身を慎んで行を正しくすれば必ず幸いを得る時が…」とのこと。
浅間大社境内の近くに湧玉池(わくたまいけ)という富士山の湧水があるとのことで行ってみました。
なんだかありがたい気持ちになります。湧玉池は水徳の神、浅間大社の天水で、国指定特別記念物とのこと。
湧玉池の隣にあり、富士山御霊水をいただくことができる水屋神社に行ってみました。
水屋神社には新品のペットボトルが用意されており、富士山御霊水を持ち帰る場合は200円以上のお賽銭を入れるよう書かれています。水筒を持ってこなかったので非常にありがたい心配りです。
お賽銭を入れて二礼二拍手一礼してありがたく持ち帰ることとします。ここの水も天然水となるため気になる人は煮沸して飲んでくれとの注意書きがあります。
じゃぼじゃぼー。冷たくて気持ちがいいです。また自己責任でこのまま飲んでみました。富士山系の天然水はよく飲んでいますので飲み慣れた味がします。普通に美味しい。
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富士宮やきそばを食べに行く
湧玉池を眺めていると雨がポツポツと降ってきました。こりゃあかん。バイクに戻って折り畳み傘を出してから焼きそばのある「お宮横町」へ向かいます。
ありました。プレハブですが、焼きそばから富士山岩盤焼きやら静岡おでんやらが並んでます。
敷地の中央には湧き水があって、自由に飲んでよいとのことです。とりあえず焼きそばを注文して食券をもらい、湧き水を飲みながら少し待ちます。
天然水が飲み放題ってのもちょっとした贅沢です。子供たちは面白いのかして飲みまくってました。水筒持ってくればよかった。
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来ました。富士宮焼きそばです。ちょっと太麺かな?というくらいで見た目は普通です。食べてみますと、これがうまい。麺が焼きそばのそれではなく、ラーメンの麺のようにツルツルしてて堅さでコシがあり、非常にさっぱりしています。
微妙に全身が疲れていたので並盛りにしましたが、これなら大盛りでもいけそうです。
以前、東京のどこかで食べたのは油かすがべちょべちょしててふーんこんなもんか、と思ったのですが、本場のものはやっぱ違う。少し薄味であっというまに食べてしまいました。
まぢうまし。と余韻にひたっているとバケツを引っくり返したような大雨になりました。ここでは敷地中央に屋根があったので濡れずにすんだのですがめちゃめちゃな雨です。帰れねえ。。と雨宿りです。
泣きながら雨の中、東京へ向かうバイク一人旅
バイク一人旅の最大の敵である大雨です。東京まであと100km以上走らなきゃなのであんまり遅くなると困ります。小一時間様子をみていたら小雨になって来たので出発です。
雨合羽を着込んで鞄はビニール袋に入れて、すっかりガンダムフルバーニアン状態の私。雨なんざ怖くねえぜと意気込みます。もう進むしかありません。給油に入ってトリップメーターは675km。
繰り返しになりますが、私のバイクは排気量が小さいため高速道路を走ることはできません。一般道を走り抜くしかありません。旧箱根街道に入りました。
この雨の中、もうすぐ箱根の峠を越えなければなりません。つまり、あの箱根登山鉄道と同じ苦労を、バイクに乗って私も感じなければならないわけです。買ったばかりのバイクでハードモードすぎる。。空は雲でまっくろ。
芦ノ湖からさあ峠越えじゃ〜、というところでまた土砂降りの雨です。「マヂかよ」という独り言を何度言ったことでしょうか。
もう傘さして歩いてもびしょ濡れになるレベルの大雨です。もう笑うしかない。はははは。
雨なのか霧なのか分からないレベルで全然前が見えないし、周りのクルマはノロノロ走ってるし。こっちは屋根がないんだから早く行ってよって。カッパ来ててもパンツまでびしょ濡れです。もももももー。
峠を越えて少しすると雨がやんできました。強羅のあたりでコンビニで一休みです。ちなみにこのコンビニのすぐ近くには有名な温泉施設「箱根ユネッサン」がありまして、「温泉とプールで遊べる、箱根小涌園ユネッサンへ行ってきた(オマケ:小田原観光)」で詳しくご紹介してます。
伊勢神宮のお土産はショートケーキ?
箱根湯本から五反田方面までひたすら国道1号線の一般道を走りますが、雨は降ったりやんだりでした。どうやら南風に乗った雨雲とツーリングしたみたいです。ついてくんな。当然余裕はなく写真も撮ってません。やっとのことで20時過ぎ、都内某所にある家の近くまで来れました。
このまま帰りたかったのですが、ひとつ思い出しました。昨晩、娘が電話で「お土産は、ショートケーキとチョコレートケーキね」と言うんです。
忘れたふりをしようかとも悩みましたが、娘の喜ぶ顔が見たいなぁ。結局、雨合羽を来たまま近所のケーキ屋さんに向かいます。雨合羽はだいぶ乾いていましたが脱ぐのがもう面倒です。フル装備で防護服のような格好の私に店員さんはちょっとビックリな様子です。なんとショック、ショートケーキは売り切れです。やむなくロールケーキとチョコレートケーキ、プリンケーキを購入。ちょっとお店濡らしてごめんなさい。
そして、ようやく家に到着しました。無事、無事故無違反で帰ることが出来ました。トリップメーターは816km。我が愛車のバイクちゃん、本当にお疲れさまでした。
総括まとめ
東京から伊勢神宮まで片道10時間以上でしたが意外なほど運転が飽きないというか、バイクで滑走しているのがめちゃ楽しかったです。
全行程800kmを超す旅行となった訳ですが、また行きたいか?と聞かれたら二つ返事で行きたいとYESと答えると思います。交通費はフェリー代をのぞけばガソリン代だけですので2000円もかかってませんし。
なにより伊勢神宮のパワフルなことこの上ありませんでした。新幹線が近くに来てないのでなかなか旅行の候補に挙がりづらいとは思いますが、ご覧の皆さんには一度は行っていただきたい場所です。
ちなみに浅間大社でいただいたお水は、煮沸するのも面倒でしたのでご飯を炊くときに使いました。おいしかったです。
以上、ブログ「オニオン座」がお届けしました。最後までご覧下さり誠にありがとうございます。ほかにもお出かけ記事がたくさんありますので、どうぞごゆっくり!